学校法人つくし野学園 白百合幼稚園

ひろば白百合

中大組:モンテッソーリ教育活動(お仕事の紹介)

たんぽぽ組は、算数教育の『零(れい)あそび』を紹介しました。

小組さんの時に教えていただき、何度も経験しているので、お友だちにしてもらいます。
絨毯の中央に、洗濯ばさみを10個入れたかごと、0・1・2・3・4と書かれた5枚の数字カードを入れたかごを用意しました。
お手伝いをしてくれるおともだちを募ったところ、こんなにたくさん手が挙がりました。
本来ならば丸くなって座りますが、他のお友だちからも見えるように今回は横にならんで座りました。
最初は数字カードを裏にしたままひとり1枚選びます。
全員カードを取り終えたら、お友だちには見えないように、カードに書かれている数字を確認します。
今度は洗濯ばさみが入っているかごを順番に回して、カードに書いてある数字の分、洗濯ばさみを取ります。この時もまだ、カードの数字は見せません。
全員、洗濯ばさみを取り終えました。
1人ずつ、洗濯ばさみの数を数え、カードをお友だちにも見せます。
「カードに1って書いてあったので、洗濯ばさみを1つ取りました。」
おや?1番左にいるおともだちはカードに洗濯ばさみがついていませんね。なぜでしょう?
「私は、カードに0(れい)って書いてあったので、洗濯ばさみをとりませんでした。」

0(れい)の概念を知る、初めてのお仕事は『錘形棒』。
その経験がある子どもたちは、今回、カードと洗濯ばさみを使ったこの『零あそび』で更に0への興味・理解が深まったのではないでしょうか。


すずらん組・さくら組は、感覚教育の『色板(第2の箱)』を紹介しました。
さくら組の様子をご紹介します。

木箱の中には、赤・青・黄・橙・緑・紫・桃・茶・灰・黒・白の11色の色板が2枚ずつ入っています。

はじめに色板の持ち方を伝えます。
色板部分には触らないように、白いところをつまみます。
上下2段に各色1枚ずつ、バラバラに置いていきます。
全て並べ終えました。
最初は上段の左端の1枚を手前に持ってきます。次に、下の段に並べてある色板をよく見て、同じ色のものを探します。ペアにできたら絨毯の左端に揃えて置きます。
お友だちも挑戦。
真剣な表情です。
よく見て行うことができています。
あと少しで全てペアにすることができます。
全て揃えることができたら、お片付けの方法も伝えます。
お片付けの時には、一度先ほどのように、上下2段に各色1枚ずつバラバラに色板を置いていきます。
今度はペアができたら箱に戻していきます。
色板の持ち方はもう完璧です。
音が立たないように、みんな慎重に箱に入れていました。

ブログの中では言葉でたくさん説明していますが、提示の際には必要最小限の言葉と、分析された動作で丁寧に行うことを意識します。
そうすることで、自分の五感を使って新しい教具との関わり方を知ることができますし、子どもは教師の手元に集中することができます。
これからも子どもたち一人ひとりをよく観察し、いろいろなお仕事を紹介していきたいと思います。

PAGE TOP